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※各医薬品の添付文書、インタビューフォーム等を基に記事作成を行っています。
薬剤師国家試験に出題されている、医薬品、薬理成分の構造式を確認していきます。
102-6
出典:薬剤師国家試験 102回問6
この構造式は シスプラチン(Cisplatin) と考えらえる。
シスプラチンは中心金属に白金を有する。IUPAC名は(SP-4-2)-Diamminedichloroplatinum。
主な医薬品: ランダ
102-10-1
出典:薬剤師国家試験 102回問10
この構造式は L−アスパラギン酸 と考えらえる。
L−アスパラギン酸は二つのカルボン酸を有し、酸性アミノ酸の一つである。
関連記事: 20種のアミノ酸の構造式の覚え方
102-10-2
出典:薬剤師国家試験 102回問10
この構造式は L−アルギニン と考えらえる。
L−アルギニンは二つのアミノ基を有し、塩基性アミノ酸の一つである。
また、グアニジノ基を構造中に有する。
102-10-3
出典:薬剤師国家試験 102回問10
この構造式は L−グルタミン と考えらえる。
L−グルタミンは中性アミノ酸である。
102-10-4
出典:薬剤師国家試験 102回問10
この構造式は L−トリプトファン と考えらえる。
L−トリプトファンはインドール骨格を有する。
102-10-5
出典:薬剤師国家試験 102回問10
この構造式は L−ヒスチジン と考えらえる。
L−ヒスチジンは二つのアミノ基を有し、塩基性アミノ酸の一つである。
また、イミダゾール基を有する。
102-12-1
出典:薬剤師国家試験 102回問12
この構造式は ステアリン酸 と考えらえる。
ステアリン酸は飽和脂肪酸である。
関連記事: 飽和脂肪酸の炭素数(C数)のゴロ、覚え方
102-12-2
出典:薬剤師国家試験 102回問12
この構造式は オレイン酸 と考えらえる。
オレイン酸はω9系列(n−9系列)の不飽和脂肪酸である。
関連記事: 不飽和脂肪酸(n-9系)の覚え方、ゴロ
102-12-3
出典:薬剤師国家試験 102回問12
この構造式は α-リノレン酸 と考えらえる。
α-リノレン酸はω3系列(n−3系列)の不飽和脂肪酸である。
関連記事: 主な不飽和脂肪酸(n-3系)のゴロ、覚え方
102-12-4
出典:薬剤師国家試験 102回問12
この構造式は アラキドン酸 と考えらえる。
アラキドン酸はω6系列(n−6系列)の不飽和脂肪酸である。
102-12-5
出典:薬剤師国家試験 102回問12
この構造式は ドコサヘキサエン酸 と考えらえる。
ドコサヘキサエン酸はω3系列(n−3系列)の不飽和脂肪酸である。
102-16
出典:薬剤師国家試験 102回問16
この構造式は リノール酸 と考えらえる。
リノール酸はω6系列(n−6系列)の不飽和脂肪酸である。
102-21
出典:薬剤師国家試験 102回問21
この構造式は 馬尿酸 と考えらえる。
ベンズアルデヒドとグリシンを合わせた構造を取っている。
馬尿酸は安息香酸やトルエンの暴露時の有害性の指標として使われる。
馬尿酸の名前は馬の尿から発見されたことに由来するそうです。
102-103
出典:薬剤師国家試験 102回問103
この構造式は 安息香酸 と考えらえる。
102-104
出典:薬剤師国家試験 102回問104
この構造式は ジクロフェナクナトリウム(Diclofenac Sodium) と考えらえる。
ジクロフェナクナトリウムはフェニル酢酸系のNSAIDsである。
化学名はMonosodium 2-(2,6-dichlorophenylamino)phenylacetateで、ジクロフェナクはこの化学名に由来すると考えられる。
102-105-1
出典:薬剤師国家試験 102回問105
この構造式は グアニン と考えらえる。
グアニンはプリン骨格を有する。
関連記事: グアニンの構造式のゴロ、覚え方
102-105-2
出典:薬剤師国家試験 102回問105
この構造式は キサンチン と考えらえる。
キサンチンはプリン骨格を有する。
グアニンの2位の(-NH2)が(=O)に置き換わっている。
102-105-3
出典:薬剤師国家試験 102回問105
この構造式は 尿酸 と考えらえる。
尿酸はプリン骨格を有する。
関連記事: 尿酸値のおおよその基準値のゴロ、覚え方
102-106
出典:薬剤師国家試験 102回問106
この構造式は リュープロレリン酢酸塩(Leuprorelin Acetate) と考えらえる。
リュープロレリンはGnRH受容体に対するアゴニスト。ピログルタミン酸を有する。
主な医薬品: リュープリン
102-107
出典:薬剤師国家試験 102回問107
この構造式は ビルダグリプチン(Vildagliptin) と考えらえる。
ビルダグリプチンはDPP-4阻害薬。いす形配座のシクロヘキサン環、アダマンタン骨格を有する。
主な医薬品: エクア
102-108-1
出典:薬剤師国家試験 102回問108
この構造式は チモール と考えらえる。
102-108-4
出典:薬剤師国家試験 102回問108
この構造式は 2-エチル-5-メチルフェノール と考えらえる。
102-108-5
出典:薬剤師国家試験 102回問108
この構造式は 2,3,5-トリメチルフェノール と考えらえる。
102-109-1
出典:薬剤師国家試験 102回問109
この構造式は ホルボール と考えらえる。
ホルボールはイソプレン単位4個から生合成されるジテルペノイドである。
102-109-2
出典:薬剤師国家試験 102回問109
この構造式は ポドフィロトキシン と考えらえる。
ポドフィロトキシンはフェニルプロパノイドから生合成されるリグナンの1つである。
102-109-3
出典:薬剤師国家試験 102回問109
この構造式は エモジン と考えらえる。
エモジンは1分子のアセチルCoAと7分子のマロニルCoAから生合成されるアントラキノン類である。
102-109-4
出典:薬剤師国家試験 102回問109
この構造式は クエルセチン と考えらえる。
クエルセチンは1分子のフェニルプロパノイドと3分子のマロニルCoAから生合成されるフラボノイドである。
102-109-5
出典:薬剤師国家試験 102回問109
この構造式は レセルピン と考えらえる。
レセルピンはトリプトファンから生合成され、インドール骨格を有する。
102-114-A
出典:薬剤師国家試験 102回問114
この構造式は オルニチン と考えらえる。
オルニチンはアミノ酸の1種である。
関連記事: 尿素回路のゴロ、覚え方
102-131-1
出典:薬剤師国家試験 102回問131
この構造式は Trp−P−1 と考えらえる。
トリプトファンの加熱によって生成される。インドール骨格を有する。
102-131-2
出典:薬剤師国家試験 102回問131
この構造式は ジメチルニトロソアミン と考えらえる。
102-131-3
出典:薬剤師国家試験 102回問131
この構造式は O−トルイジン と考えらえる。
O-トルイジンは発がん性物質である。
102-131-4
出典:薬剤師国家試験 102回問131
この構造式は サイロシン と考えらえる。
サイロシンはキノコに含まれるアルカロイドである。インドール骨格を有する。
102-131-5
出典:薬剤師国家試験 102回問131
この構造式は ベンジジン と考えらえる。
ベンジジンは膀胱がんの原因となる。眼鏡のような構造式である。
102-135-1
出典:薬剤師国家試験 102回問135
この構造式は ポリ塩化ビフェニル(PCB) と考えらえる。
PCBは化審法の第一種特定化学物質である。ポリ塩化ビフェニルの名の通りビフェニル構造を有する。
102-135-2
出典:薬剤師国家試験 102回問135
この構造式は 2,3,7,8-テトラクロロジベンゾジオキシン(2,3,7,8−TCDD) と考えらえる。
構造式は2,3,7,8-テトラクロロジベンゾジオキシンの名前通りである。
102-135-3
出典:薬剤師国家試験 102回問135
この構造式は DDT(ジクロロジフェニルトリクロロエタン) と考えらえる。
構造式はジクロロジフェニルトリクロロエタンの名前通りである。
102-135-4
出典:薬剤師国家試験 102回問135
この構造式は PFOS(ペルフルオロオクタンスルホン酸) と考えらえる。
構造式はペルフルオロオクタンスルホン酸の名前通りである。
PCBは化審法の第一種特定化学物質である。
102-140-1
出典:薬剤師国家試験 102回問140
この構造式は ベンジルアルコール と考えらえる。
102-140-2
出典:薬剤師国家試験 102回問140
この構造式は ヘキサクロロシクロヘキサン と考えらえる。
102-140-3
出典:薬剤師国家試験 102回問140
この構造式は ホルムアルデヒド と考えらえる。
室内濃度指針値が設定されている。
102-140-4
出典:薬剤師国家試験 102回問140
この構造式は 二酸化窒素 と考えらえる。
102-140-5
出典:薬剤師国家試験 102回問140
この構造式は パラジクロロベンゼン と考えらえる。
室内濃度指針値が設定されている。
102-154-1
出典:薬剤師国家試験 102回問154
この構造式は アミノ安息香酸エチル と考えらえる。
アミノ、安息香酸、エチルはエステル型の局所麻酔薬。
アミノ安息香酸エチルはエステル型の局所麻酔薬である。
102-154-2
出典:薬剤師国家試験 102回問154
この構造式は リドカイン と考えらえる。
リドカインはアミド型の局所麻酔薬である。
102-154-3
出典:薬剤師国家試験 102回問154
この構造式は プロカイン と考えらえる。
室内濃度指針値が設定されている。
プロカインはエステル型の局所麻酔薬である。
関連記事: 局所麻酔薬のエステル型、アミド型の覚え方
102-207-1
出典:薬剤師国家試験 102回問207
この構造式は アクロレイン と考えらえる。
アクロレインはイホスファミド及びシクロホスファミドの尿中代謝物である。
102-207-2
出典:薬剤師国家試験 102回問207
この構造式は メスナ(Mesna) と考えらえる。
メスナはアクロレインの二重結合に付加し無毒化する。
IUPAC名のSodium 2-mercaptoethanesulfonateの略語である。
主な医薬品: ウロミテキサン
102-209-1
出典:薬剤師国家試験 102回問209
この構造式は アセトアミノフェン と考えらえる。
アセトCH3CO-、アミノNH2-、フェン
主な医薬品: カロナール
102-209-2
出典:薬剤師国家試験 102回問209
この構造式は グルタチオン と考えらえる。
グルタチオンはグルタミン酸、システイン、グリシンからなる。
主な医薬品: タチオン
関連記事: グルタチオンの構成アミノ酸のゴロ、覚え方
102-209-3
出典:薬剤師国家試験 102回問209
この構造式は N-アセチル-p-ベンゾキノンイミン と考えらえる。
アセトアミノフェンはCYP2E1に代謝されてN-アセチル-p-ベンゾキノンイミンになる。
102-211
出典:薬剤師国家試験 102回問211
この構造式は セフジトレン ピボキシル (Cefditoren Pivoxil) と考えらえる。
セフジトレンピボキシルはセフェム系抗生物質である。β-ラクタム環を有する。