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更新日:2022年1月
向精神薬の分類と一覧は? 第1種・第2種・第3種
向精神薬の分類とは?
向精神薬は、その乱用の危険性及び医療上の有用性の程度により、第1種、第2種及び第3種向精神薬の3種類に分類され、それぞれ規制内容が異なる。
第1種向精神薬の一覧、医薬品
成分名 | 商品名 |
---|---|
セコバルビタールナトリウム | 注射用アイオナール・ナトリウム |
メチルフェニデート | コンサータ錠、リタリン錠 |
モダフィニル | モディオダール錠 |
ジペプロール | - |
フェネチリン | - |
フェンメトラジン | - |
メクロカロン | - |
メタカロン | - |
関連記事: 主な第一種向精神薬のゴロ、覚え方
セコバルビタールナトリウム
医療用医薬品の注射用『アイオナール・ナトリウム』として薬価収載されています。 バルビタール系薬剤で催眠鎮静剤に分類されます。
適応は不眠症、麻酔前投薬、全身麻酔の導入、不安緊張状態の鎮静。
メチルフェニデート
『コンサータ』、『リタリン』として薬価収載されています。 メチルフェニデートは中枢神経刺激剤に分類されます。
リタリンの適応:ナルコレプシー
コンサータの適応:注意欠陥/多動性障害(AD/HD)
コンサータは浸透圧を利用した放出制御システムを応用した、メチルフェニデート塩酸塩の放出制御型のフィルムコート錠であり、かなり硬いです。ゴーストピルが見られることがあります。
102回問179にも出題されています。
モダフィニル
モディオダール錠として薬価収載されています。 モディオダールは精神神経用剤に分類されます。 適応はナルコレプシー、特発性過眠症、持続陽圧呼吸療法等による気道閉塞に対する治療を実施中の閉塞性睡眠時無呼吸症候群
処方・調剤をされる医療機関の医師および薬局の調剤責任者にはモディオダール適正使用委員会でのe-Learning等、登録の必要があります。
第2種向精神薬の一覧、医薬品
成分名 | 商品名 |
---|---|
アモバルビタール | イソミタール原末 |
ブプレノルフィン | ノルスパンテープ、レペタン注・坐剤 |
フルニトラゼパム | サイレース錠・静注 |
ペンタゾシン | ソセゴン錠・注射液 |
ペントバルビタール | ラボナ |
カチン | - |
グルテチミド | - |
シクロバルビタール | - |
ブタルビタール | - |
第3種向精神薬の一覧、医薬品
成分名 | 商品名 |
---|---|
アミノレクス | - |
アルプラゾラム | コンスタン、ソラナックス |
アロバルビタール | - |
アンフェプラモン | - |
エスクロルビノール | - |
エスタゾラム | ユーロジン |
エチゾラム | デパス |
エチナメート | - |
エチランフェタミン | - |
オキサゼパム | - |
オキサゾラム | セレナール |
カマゼパム | - |
クアゼパム | ドラール |
クロキサゾラム | セパゾン |
クロチアゼパム | リーゼ |
クロナゼパム | ランドセン、リボトリール |
クロバザム | マイスタン |
クロラゼプ酸 | メンドン |
クロルジアゼポキシド | コントール、バランス |
ケタゾラム | - |
ジアゼパム | セルシン、ダイアップ、ホリゾン |
セクブタバルビタール | - |
ゾピクロン | アモバン |
ゾルピデム | マイスリー |
テトラゼパム | - |
テマゼパム | - |
デロラゼパム | - |
トリアゾラム | ハルシオン |
ニトラゼパム | ベンザリン |
ニメタゼパム | - |
ノルダゼパム | - |
ハラゼパム | - |
バルビタール | バルビタール |
ハロキサゾラム | ソメリン |
ピナゼパム | - |
ビニルビタール | - |
ピプラドロール | - |
ピロバレロン | - |
フェナゼパム | - |
フェノバルビタール | フェノバール、ヒダントール、トランコロンP |
フェンカンファミン | - |
フェンジメトラジン | - |
フェンテルミン | - |
フェンプロポレクス | - |
ブトバルビタール | - |
プラゼパム | - |
フルアルプラゾラム | - |
フルジアゼパム | エリスパン |
フルラゼパム | ダルメート |
ブロチゾラム | レンドルミン |
プロピルヘキセドリン | - |
ブロマゼパム | レキソタン |
ペモリン | ベタナミン |
ベンツフェタミン | - |
マジンドール | サノレックス |
ミダゾラム | ミダフレッサ、ブコラム |
メソカルブ | - |
メダゼパム | レスミット |
メチプリロン | - |
メチルフェノバルビタール | - |
メフェノレクス | - |
メプロバメート | - |
レフェタミン | - |
レミマゾラム | アネレム |
ロフラゼプ酸エチル | メイラックス |
ロプラゾラム | - |
ロラゼパム | ワイパックス |
ロルメタゼパム | エバミール、ロラメット |
向精神薬事故届
向精神薬事故届は盗難、紛失等の事故があった場合、速やかに管轄の保健所等に届け出が必要。
下記の数量以上の場合に必要となる。
剤 形 | 商品名 |
---|---|
末、散剤、顆粒剤 | 100グラム(包) |
錠剤、カプセル剤、坐剤 | 120個 |
注射剤 | 10アンプル (バイアル) |
内用液剤 | 10容器 |
経皮吸収型製剤 | 10枚 |
向精神薬事故届に関する問題は古いですが薬剤師国家試験92回問134に出題されています。
類題 薬剤師国家試験 過去問
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