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まずはじめに、第97回から第111回までの全15回分における、千葉科学大学の通算データを紹介します。他大学と比較した際の立ち位置を確認してみましょう。
千葉科学大学の15回におよぶ国家試験 合格率 推移の平均値は51.96%となっており、全国の薬学部(新設校・歴史ある伝統校含む)全76校のなかで69位という位置付けになっています。この数字の背景には、年度による新卒合格率の変動や既卒生の合格難易度など、さまざまな要素が絡み合っています。詳しい推移データを以下で確認していきましょう。
厚生労働省が公表している公式データを基に、千葉科学大学薬学部の薬剤師国家試験 大学別データをまとめました。お使いの端末でスクロールして全体の推移を確認いただけます。
| 区分 | 97回 | 98回 | 99回 | 100回 | 101回 | 102回 | 103回 | 104回 | 105回 | 106回 | 107回 | 108回 | 109回 | 110回 | 111回 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 総数 | 88.04% | 83.94% | 53.51% | 40.00% | 69.36% | 48.62% | 51.24% | 50.00% | 56.36% | 47.65% | 43.94% | 42.55% | 30.95% | 36.54% | 38.05% |
| 新卒 | - | - | 70.31% | 62.50% | 79.55% | 85.71% | 68.75% | 72.06% | 97.67% | 69.49% | 56.52% | 56.14% | 39.62% | 50.00% | 76.67% |
| 既卒 | - | - | 34.09% | 33.98% | 67.46% | 37.18% | 40.28% | 30.56% | 30.30% | 33.71% | 37.65% | 34.57% | 25.35% | 32.43% | 24.69% |
| 大学名 | 97回 | 98回 | 99回 | 100回 | 101回 | 102回 | 103回 | 104回 | 105回 | 106回 | 107回 | 108回 | 109回 | 110回 | 111回 | 総数 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 千葉科学大学 | 81 | 115 | 61 | 60 | 120 | 53 | 62 | 71 | 62 | 71 | 58 | 60 | 39 | 38 | 43 | 994 |
※厚生労働省公表データを基に作成。必要に応じて筆者が集計しています。
上記のデータから、千葉科学大学における薬学部 国家試験の傾向や、押さえておくべき重要なポイントをいくつか考察します。
新卒 合格率に注目すると、第105回では97.67%という非常に高い合格率を記録しています。また最新の第111回でも76.67%まで持ち直しているなど、現役生のポテンシャルは決して低くないと考えられます。しかし、第109回のように39.62%まで落ち込む年度もあり、学年ごとの対策状況や国家試験の難易度によって波が激しいのが特徴です。
一方で、既卒 合格率(国試浪人生の合格率)は多くの年度で20%〜35%前後を推移しています。これは千葉科学大学に限った話ではなく全国的な傾向ではありますが、一度不合格になってしまうと、モチベーションの維持や最新の出題傾向への対応が難しくなり、合格率が大きく下がってしまうと考えられます。一度での現役合格(新卒合格)がいかに重要かがわかります。
薬剤師国家試験 合格者数の推移を見ると、第98回(115人)や第101回(120人)の時期に比べて、近年(第109回〜111回)は30〜40人台で推移しています。合格者数が減少している背景には、定員充足率の変化や、卒業判定(留年判定)を厳格化することで国試の合格率をコントロールしようとする大学側の体制変化などが影響している可能性が推測されます。
国家試験の合格率データを過去に遡って比較する際には、国試の判定基準そのものが途中で大きく変わっている点に注意しなければなりません。
この判定制度の変更により、以下のような影響が出ています。
- 単純な合格率比較は難しい:問題がどれだけ難化、あるいは易化しても、全体の受験生の出来具合によって合格ラインが上下するため、昔の「〇%」と今の「〇%」を一概に同列で語ることはできません。
- 難易度に応じた戦略が必要:周りの受験生が解ける問題を確実に正解する「取りこぼしのない勉強」が、相対基準の現代では何よりも求められます。
したがって、千葉科学大学の合格率を見る際にも、この第101回を境にした制度変更の背景を考慮してデータを読み解く必要があります。
薬剤師国家試験の相対基準を勝ち抜くためには、定番の参考書や効率的な学習環境が不可欠です。多くの薬学生が活用している以下のコンテンツもチェックしてみましょう。
- 青本・青問(薬ゼミ参考書):言わずと知れた国家試験対策のバイブル。早めの入手と何周もの反復が合格への王道です。
- CBT対策本(コアカリマスターなど):4年次のCBTを万全に突破することが、その後の国試対策の強固な土台になります。
- iPad学習・電子辞書:膨大なページ数の青本をスキャンしてiPadで持ち運ぶスタイルが今の薬学生の主流。暗記効率が劇的にアップします。
- 通信講座(スタディングなど):隙間時間を活用して、スマートフォンやタブレットで試験対策を進める受験生も増えています。
※Amazonや楽天市場、Yahoo!ショッピング等でお得に揃えられるので、自分に合った教材を早めに探してみるのがおすすめです。
千葉科学大学で確実に薬剤師免許を取得するためには、入学後あるいは低学年のうちからの徹底した自己管理が鍵となります。
- CBTと実務実習を目標にする:4年次に行われるCBT(客観的臨床能力試験)は、国家試験の基礎。ここで高得点を狙える実力をつけることが、6年次の国試直前期の貯金になります。
- 卒業判定の基準を確認する:合格率が低下している年度は、卒業試験による絞り込みが厳しくなっている可能性があります。日頃の定期試験から1点にこだわって勉強する習慣をつけましょう。
- 環境選びと早期の対策:大学のサポートだけに頼り切るのではなく、自主的に「青本」を解き進めるなど、周りの薬学生よりも一歩早いスタートを切ることが合格率を高める最善の策です。
当ブログでは、薬学生の皆さんの勉強をサポートする様々な記事を公開しています。あわせて参考にしてください。
最後に、千葉科学大学の薬剤師国家試験に関する重要ポイントを整理します。
- 97回〜111回通算の平均合格率は51.96%(全国69位)。
- 新卒合格率は年度によって波があるものの、最高で97.67%(105回)を記録するポテンシャルがある。
- 既卒生の合格率は20〜35%前後と厳しい傾向にあるため、何としても現役(新卒)合格を目指す必要がある。
- 第101回以降は相対基準に移行しているため、周囲の薬学生が落とさない標準問題を確実に解く力が求められる。
データを知ることは対策の第一歩です。青本やオンライン教材、iPadを活用した効率的な学習を取り入れ、確実な合格を掴み取りましょう!

