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薬剤師を目指す薬学生や大学受験生、保護者にとって、志望校や在籍大学の「薬剤師国家試験の合格率」は最も気になる指標の一つです。この記事では、埼玉県と東京都にキャンパスを構える日本薬科大学(日薬)の第97回から第111回までの薬剤師国家試験における合格率および合格者数のデータを新卒・既卒・総数別に完全網羅して解説します。
長期にわたる国家試験 合格率 推移を分析することで、日本薬科大学における薬学部 国家試験対策の現状や、新卒 合格率と既卒 合格率の格差、合格者数の増減に隠された実態が見えてきます。さらに、第101回から導入された「相対基準」への変更点など、データを見る上で必ず知っておくべき知識も網羅しました。ぜひ参考にしてください。
長期にわたる国家試験 合格率 推移を分析することで、日本薬科大学における薬学部 国家試験対策の現状や、新卒 合格率と既卒 合格率の格差、合格者数の増減に隠された実態が見えてきます。さらに、第101回から導入された「相対基準」への変更点など、データを見る上で必ず知っておくべき知識も網羅しました。ぜひ参考にしてください。
日本薬科大学 薬剤師国家試験合格率・ランキングまとめ
まずはじめに、第97回から第111回までの全15回におよぶ累計データから算出した、日本薬科大学の薬剤師国家試験における通算の合格率実績および全国の薬学部(全76校)の中でのポジションをご紹介します。
第97回〜第111回 累計データ
日本薬科大学 平均合格率:44.29%
全国薬学部ランキング:72 位 / 76校中
日本薬科大学の15回分データにおける平均合格率は44.29%となっており、全国の私立・国公立大学を含めた76校の中では72位という位置付けになっています。この数値は、過去の既卒生(浪人生)受験者数が影響している部分が大きく、データの内訳(新卒・既卒の差)を細かく見ていく必要があります。
※本データは、厚生労働省の公表データを基に作成し、必要に応じて筆者が独自に集計・算出しています。具体的な年度別の推移表は次のセクションをご確認ください。
※本データは、厚生労働省の公表データを基に作成し、必要に応じて筆者が独自に集計・算出しています。具体的な年度別の推移表は次のセクションをご確認ください。
【データ掲載】日本薬科大学 合格率・合格者数一覧(97回〜111回)
以下は、日本薬科大学における第97回から第111回までの薬剤師国家試験大学別公式データです。レイアウトや数値は厚生労働省が発表した内容をそのまま正確に反映しています。
1. 合格率推移(総数・新卒・既卒)
| 大学名 | 区分 | 97回 | 98回 | 99回 | 100回 | 101回 | 102回 | 103回 | 104回 | 105回 | 106回 | 107回 | 108回 | 109回 | 110回 | 111回 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 日本薬科大学 | 総数 | 66.86% | 51.05% | 20.92% | 37.82% | 52.48% | 46.46% | 46.70% | 46.06% | 42.11% | 45.70% | 43.46% | 48.16% | 41.89% | 39.48% | 39.32% |
| 新卒 | = | = | 34.09% | 69.41% | 80.82% | 94.44% | 93.81% | 87.29% | 66.91% | 81.36% | 80.68% | 80.60% | 83.33% | 66.29% | 75.00% | |
| 既卒 | - | - | 18.35% | 29.23% | 49.64% | 38.80% | 30.17% | 24.49% | 28.24% | 27.36% | 28.97% | 38.12% | 24.73% | 28.77% | 27.93% |
※第97回、第98回の新卒・既卒別データは元の公開資料に準拠し未記載(=)としています。
2. 合格者数推移
| 大学名 | 区分 | 97回 | 98回 | 99回 | 100回 | 101回 | 102回 | 103回 | 104回 | 105回 | 106回 | 107回 | 108回 | 109回 | 110回 | 111回 | 総数 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 日本薬科大学 | 総数 | 113 | 122 | 50 | 118 | 201 | 151 | 163 | 152 | 152 | 154 | 133 | 131 | 111 | 122 | 116 | 1,989 |
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【データ引用元】
厚生労働省「薬剤師国家試験のページ」
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iyakuhin/yakuzaishi-kokkashiken/index.html
厚生労働省「薬剤師国家試験のページ」
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iyakuhin/yakuzaishi-kokkashiken/index.html
日本薬科大学の合格率推移から読み取れる3つの重要ポイント
上記のデータ表を多角的に分析すると、日本薬科大学における薬剤師国家試験の現状や課題、薬学生が直面する現実が浮かび上がってきます。特に注目すべき3つのポイントを解説します。
ポイント①:新卒合格率は高い水準を維持している年度も多い
「総数」の合格率だけを見ると30%〜40%台を推移しており、厳しい印象を受けるかもしれません。しかし、新卒 合格率に注目すると、第101回の80.82%から始まり、第102回には94.44%、第103回には93.81%と、非常に高い合格率を記録している年度があることがわかります。
近年の第106回〜109回においても80%前後の水準をキープしており、「現役でしっかりと大学のカリキュラムについていけば、高い確率で合格を狙える環境である」と考えられます。ただし、第110回で66.29%に急落するなど年度ごとのブレがあるため、油断は禁物です。
近年の第106回〜109回においても80%前後の水準をキープしており、「現役でしっかりと大学のカリキュラムについていけば、高い確率で合格を狙える環境である」と考えられます。ただし、第110回で66.29%に急落するなど年度ごとのブレがあるため、油断は禁物です。
ポイント②:既卒(浪人生)合格率の低迷が全体の数字を押し下げている
日本薬科大学の最大の特徴であり課題と言えるのが、既卒 合格率の推移です。過去15回を通じ、既卒生の合格率はほぼ毎年10%台後半〜30%台で推移しています。第99回にいたっては18.35%まで落ち込んでおり、一度国家試験に落ちて浪人してしまうと、翌年以降の合格が極めて難しくなる傾向が顕著に現れています。
この既卒生の受験者数が分母を大きく広げてしまうため、大学全体の「総数合格率」が40%前後に留まり、全国ランキングにおいて下位に位置する主な原因となっています。
この既卒生の受験者数が分母を大きく広げてしまうため、大学全体の「総数合格率」が40%前後に留まり、全国ランキングにおいて下位に位置する主な原因となっています。
ポイント③:第99回に見られる極端な合格者数の減少とその理由
データを見ると、第99回の合格者数が「50人」、総数合格率が「20.92%」と極端に低い数字になっています。これには当時の大学側の「卒業試験による強力な足切り」が関係していると推測されます。
国試の合格率(見かけの数字)を維持・回復させるために、合格が難しいと判断された学生を卒業させずに留年させる措置をとる大学は少なくありません。日本薬科大学を志望する受験生や低学年の薬学生は、単なる合格率だけでなく「実質卒業率(入学者に対して何人がストレートで国試をパスしたか)」を意識する必要があります。
国試の合格率(見かけの数字)を維持・回復させるために、合格が難しいと判断された学生を卒業させずに留年させる措置をとる大学は少なくありません。日本薬科大学を志望する受験生や低学年の薬学生は、単なる合格率だけでなく「実質卒業率(入学者に対して何人がストレートで国試をパスしたか)」を意識する必要があります。
知っておくべき薬剤師国家試験の合格基準の変更(第101回以降)
国家試験 合格率 推移を比較する上で、絶対に無視できないのが「合否判定の仕組み(評価基準)の変更」です。
第100回薬剤師国家試験までは、総得点65%以上を満たす絶対基準で合否判定が行われていました。
続いて、第101回薬剤師国家試験以降は、平均点・標準偏差等を考慮した相対基準へ変更されています。
続いて、第101回薬剤師国家試験以降は、平均点・標準偏差等を考慮した相対基準へ変更されています。
絶対基準の時代は「自分が65%(345点満点中225点)以上を取れば、周りの点数に関係なく全員合格」という分かりやすいルールでした。しかし、問題が難化した年度に合格率が暴落するリスクがありました。
一方、現在の相対基準では、その年の受験生の平均点や問題の難易度を考慮して合格ボーダーライン(合格最低点)が上下します。この制度変更によって、「過去の合格率と現在の合格率を単純に比較することは難しい」とされています。日本薬科大学のデータを見る際にも、第100回以前と第101回以降では国試の性質そのものが変化していることを頭に入れておきましょう。
一方、現在の相対基準では、その年の受験生の平均点や問題の難易度を考慮して合格ボーダーライン(合格最低点)が上下します。この制度変更によって、「過去の合格率と現在の合格率を単純に比較することは難しい」とされています。日本薬科大学のデータを見る際にも、第100回以前と第101回以降では国試の性質そのものが変化していることを頭に入れておきましょう。
日本薬科大学で国家試験に一発合格するためのポイント
日本薬科大学で浪人せず、新卒でストレート合格を勝ち取るためには、早い段階からの効率的な国家試験対策、CBT対策、実務実習への取り組みが必須です。大学の講義だけに頼るのではなく、自己学習の習慣を身につけることが重要となります。
1. 定番の参考書・問題集を網羅する
薬学生の間で必須とされている「青本・青問(薬学ゼミナール)」をはじめ、CBT対策本や過去問題集は早めに手に入れ、何度も周回しましょう。特に低学年のうちから基礎固めをしておくことで、4年次のCBTや6年次の卒業試験で足切りに遭うリスクを大幅に減らすことができます。
2. デジタルツール(iPad学習・通信講座)の活用
膨大な暗記量をこなす薬学部の勉強には、iPadを活用したレジュメ管理やノート作成が非常に効率的です。また、大学の授業だけでは理解が追いつかない領域は、スキマ時間にスマホで学べるオンライン資格講座(スタディングなど)や、e-ラーニング教材を併用する学生が増えています。
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よくある質問(FAQ)
日本薬科大学の薬剤師国家試験の平均合格率はどれくらいですか?
第97回〜第111回の15回分の累計データによると、日本薬科大学の総数平均合格率は44.29%です。年度によって39%〜66%台と幅があります。
日本薬科大学の新卒合格率と既卒合格率にはどれくらいの差がありますか?
新卒の合格率は多くの年度で75%〜85%以上(高い年は94.44%)を維持していますが、既卒(浪人生)の合格率は20%〜30%台で低迷する傾向があります。新卒時の一発合格が非常に重要です。
日本薬科大学の国家試験合格率は、全国の薬学部ランキングで何位ですか?
第97回〜111回の累計データにおいて、日本薬科大学は全国の薬学部全76校中72位となっています。これは既卒の受験者数が多く分母を広げていることが影響しています。
第101回薬剤師国家試験から何が変わったのですか?
第100回までは「総得点65%以上」で合格となる絶対基準でしたが、第101回以降は問題の難易度や平均点を考慮してボーダーラインが決まる「相対基準」へと変更されました。
日本薬科大学で留年や足切りを回避するための国試対策は?
4年次のCBT、6年次の卒業試験を突破するために、早めの段階から「青本」などの過去問題集を取り入れ、iPad学習や通信教育を活用した自主的な試験対策を行うことが推奨されます。
まとめ:日本薬科大学の国試データから学ぶべきこと
最後に、日本薬科大学の薬剤師国家試験データから読み取れる重要ポイントを箇条書きで整理します。
- 日本薬科大学の過去15回累計の平均合格率は44.29%(全国72位)。
- 新卒合格率は80%前後の高い水準を記録する年が多く、現役生の対策環境は整っている。
- 一方で既卒(浪人)の合格率は20〜30%台と低く、全体の合格率を押し下げる要因になっている。
- 第101回以降は相対基準が導入されているため、過去の絶対基準のデータと単純比較する際は注意が必要。
- 一発合格を果たすためには、薬ゼミの参考書(青本)やデジタル教材を用いた、低学年からの継続的な自己学習が鍵を握る。

