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※更新日時:2022/11/2
【ビオフェルミン散剤】と【ビオフェルミン配合散】の違いは? 薬価は?
今回は発売予定の【ビオフェルミン散剤】についてです。
【ビオフェルミン散剤】の主成分は?
ビオフェルミン散剤は「ビフィズス菌」を主成分とする整腸剤です。
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【 ビオフェルミン散剤 】
有効成分: ビフィズス菌 12mg (1g中)
添加剤: バレイショデンプン、沈降炭酸カルシウム、ブドウ糖、白糖、デキストリン、フラクトオリゴ糖
以前より販売されているビオフェルミン配合散は「ラクトミンと糖化菌」を主成分とする整腸剤です。
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【 ビオフェルミン配合散 】
有効成分: (1g中)
ラクトミン 6mg
糖化菌 4mg
添加剤: バレイショデンプン、乳糖水和物、沈降炭酸カルシウム、白糖
ビオフェルミン配合散は添加物として乳糖が加えられているため、アミノフィリン、イソニアジドとの混合は配合変化の可能性があるので、避ける必要があります。
【ビオフェルミン散剤】の作用機序
”ビフィズス菌は腸内で増殖し、乳酸と酢酸を産生して腸内菌叢の正常化をはかり、整腸作用をあらわす。”
<出典>:ビオフェルミン製薬株式会社, 「 ビオフェルミン散剤 添付文書 薬効薬理 」
【ビオフェルミン散剤】の名前の由来
BIO(生命の、生きた)とferment(発酵、酵素)からジクアスBIOFERMIN)という商品名になったようです。
<出典>:参天製薬株式会社, 「 ビオフェルミン散剤 インタビューフォーム 名 称 の由 来 」
【ビオフェルミン散剤】の薬価・値段は?
ビオフェルミン散剤の薬価はビオフェルミン配合散と同じ6.3となっています。
また、ビオフェルミン散剤は診療報酬において加算等の算定対象となる後発医薬品(ジェネリック)となっています。
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ビオフェルミン散剤: 6.30
ビオフェルミン配合散: 6.30
【ビオフェルミン配合散】と【ビオフェルミン散剤】の違いは?
まず【ビオフェルミン配合散】と【ビオフェルミン散剤】は主成分が異なります。
【ビオフェルミン散剤】は「ビフィズス菌」
【ビオフェルミン配合散】は「ラクトミン」と「糖化菌」
続いて用法。
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ビオフェルミン散剤: 成人1日3~9gを3回に分割
ビオフェルミン配合散: 成人1日3~6gを3回に分割
【ビオフェルミン散剤】と【ラックビー微粒N】の違いは?
ラックビー微粒Nも「ビフィズス菌」を主成分とする整腸剤です。
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【 ラックビー微粒N 】
有効成分: ビフィズス菌 10mg (1g中)
添加剤: トウモロコシデンプン、乳糖水和物
ラックビー微粒Nはビフィズス菌量が10mgなので、12㎎含有のビオフェルミン配合散よりも含有量が少ないです。
【ビオフェルミン配合散】と【ビオフェルミン散剤】の違いまとめ
ビオフェルミン散剤 | ビオフェルミン配合散 | |
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主成分 | (1g中) ビフィズス菌 12mg | (1g中) ラクトミン 6mg 糖化菌 4mg |
用法・用量 | 成人1日3~9gを3回に分割 | 1日3~6gを3回に分割 |
添加剤 | バレイショデンプン 沈降炭酸カルシウム ブドウ糖 白糖 デキストリン フラクトオリゴ糖 | バレイショデンプン 沈降炭酸カルシウム 乳糖水和物 白糖 |
薬価 | 6.30 | 6.30 |
<出典>:ビオフェルミン製薬株式会社, 「 ビオフェルミン散剤、ビオフェルミン配合散 インタビューフォーム 」 |
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