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薬局実務実習で医薬品について調べていると、 「エパデールって魚の油からできているの?」と気になることがあります。
エパデールの有効成分は イコサペント酸エチル(EPA-E)です。 では、そのEPAは「なんの魚」から来ているのでしょうか。 また、「どこ産の魚なの?」という疑問も気になるところです。
今回は、エパデールの原料となる魚油について、 薬学生が実習中に押さえておきたいポイントを簡潔に整理します。
エパデールのEPA原料として、 EPA含有量が多いイワシ油が確保されています。
また、イワシ油を確保するための取り組みとして、 ペルーやチリにニッスイの現地法人を設立し、 日本へ輸送する仕組みが紹介されています。
エパデールは何の魚の脂?
エパデールの有効成分は、 イコサペント酸エチル(EPA-E)です。
その原料となる魚油について、持田製薬の医療関係者向け情報では、 EPA含有量が多いイワシ油が紹介されています。
出典: 持田製薬株式会社「エパデール 原料魚油に関する情報」
魚油にはEPAだけではなく、さまざまな不飽和脂肪酸が含まれています。 そのため、「エパデール=イワシ油そのもの」と考えるのではなく、 「EPAを多く含むイワシ油が原料として使われている」 と整理しておくと分かりやすいでしょう。
| 項目 | ポイント |
|---|---|
| エパデールの有効成分 | イコサペント酸エチル(EPA-E) |
| 原料となる魚油 | EPA含有量が多いイワシ油 |
| 原料確保に関係する地域 | ペルー・チリなど |
ここは実習中に聞かれたときにも使いやすいポイントです。 「エパデールのEPAは何の魚が原料?」という質問には、 「EPA含有量が多いイワシ油が原料として確保されています」 と答えるとよいでしょう。
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EPAはどこ産?ペルー・チリとの関係
「イワシが原料なら、日本で獲れたイワシなの?」という疑問も出てきます。
持田製薬の医療関係者向け情報では、 EPA含有量が多いイワシ油を確保するため、 一大産地であるペルー、チリにニッスイが現地法人を設立し、 日本へ輸送される仕組みが紹介されています。
出典: 持田製薬株式会社「エパデール 原料魚油に関する情報」
そのため、エパデールについて 「ペルー産のEPA」「チリ産のEPA」と単純に覚えるより、 「ペルーやチリなどの一大産地から、原料となるイワシ油を確保している」 と理解するほうが適切です。
「エパデールのEPAってどこの魚?」と聞かれたら、
「EPA含有量が多いイワシ油が原料で、ペルーやチリなどの一大産地から原料を確保する仕組みが紹介されています」
と整理しておくと答えやすいでしょう。
イワシの不漁にも備えている
魚を原料とする医薬品では、 原料となる魚油を安定して確保できるかという点も重要になります。
持田製薬の情報では、 エルニーニョ現象などによるイワシの不漁に備えて、 世界各地における魚油の仕入れ状況を確認し、 備蓄に努めていることが紹介されています。
出典: 持田製薬株式会社「エパデール 原料魚油に関する情報」
医薬品について調べるときは、 「有効成分は何か」だけでなく、 「その原料はどこから確保されているのか」 という視点で見ると、製品についてより深く理解できます。
第110回薬剤師国家試験にも登場したイコサペント酸エチル
イコサペント酸エチルは、薬剤師国家試験でも確認しておきたい成分です。
第110回薬剤師国家試験では、 一般用医薬品に含まれる成分のうち、 出血傾向に最も注意が必要な成分を選択する問題で、 イコサペント酸エチルが選択肢として登場しています。
以下の成分を含む一般用医薬品を使用した場合に、 出血傾向に最も注意が必要なのはどれか、という問題です。
選択肢には、 センノシド、ロペラミド塩酸塩、ミノキシジル、 フェキソフェナジン塩酸塩、 イコサペント酸エチル が含まれていました。
イコサペント酸エチルと出血傾向
イコサペント酸エチルには、 血小板凝集を抑制する作用があるとされています。
そのため、医療用医薬品・一般用医薬品の添付文書等では、 出血に関する注意事項が記載されています。
出典: PMDA「エパデール 添付文書」
実習では、患者さんが服用している医薬品について 「血が止まりにくくなる薬はありますか?」などと確認する場面があるかもしれません。 その際には、医薬品の添付文書や薬剤師の指示を確認しながら対応することが重要です。
一般用医薬品「エパデールT」
イコサペント酸エチルを含む一般用医薬品として、 エパデールTが販売されています。
エパデールTは第1類医薬品に分類されています。
出典: PMDA「添付文書情報検索:エパデールT[第1類医薬品]」
一般用医薬品であっても、イコサペント酸エチルを含む製品では 出血に関する注意事項などを確認することが大切です。
iPadを活用した効率的な学習・実習整理術
実習中に気になった医薬品名や成分をメモしたり、 添付文書・インタビューフォームなどを整理したりする際に、 iPadなどのタブレットを活用する方法があります。 実習後の国家試験対策にも活用しやすいでしょう。
まとめ
エパデールの有効成分は、 イコサペント酸エチル(EPA-E)です。
その原料として、 EPA含有量が多いイワシ油が確保されています。
また、持田製薬の医療関係者向け情報では、 原料となる魚油を確保するため、 ペルーやチリなどの一大産地に関する取り組みが紹介されています。
ただし、 「エパデールはペルー産」「チリ産」とだけ覚えるのではなく、 「EPAを多く含むイワシ油を、ペルー・チリなどの一大産地から確保している」 と理解しておくと整理しやすいでしょう。
さらに、イコサペント酸エチルは第110回薬剤師国家試験にも登場しており、 出血傾向への注意も薬学生が確認しておきたいポイントです。
- エパデールの有効成分はイコサペント酸エチル(EPA-E)
- EPA原料としてEPA含有量が多いイワシ油が使われている
- 原料確保に関してペルー・チリなどの一大産地が関係している
- エルニーニョなどによるイワシの不漁への備えも行われている
- イコサペント酸エチルは第110回薬剤師国家試験にも登場
- 出血傾向への注意が重要な成分として確認しておきたい
- 一般用医薬品では「エパデールT」が第1類医薬品として販売されている
【出典・参考文献】
- 持田製薬株式会社 「エパデール 原料魚油に関する情報」
- PMDA 「エパデールS300/エパデールS600/エパデールS900」医療用医薬品情報
- PMDA 「エパデールT」添付文書・一般用医薬品情報
- 厚生労働省 「第110回薬剤師国家試験問題及び解答」
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