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においのする薬たち|ブシラミンは臭い?ラミクタールは甘い?
薬局実務実習や調剤業務中、 「この薬、かなり臭う…!」 と感じた経験はありませんか?
薬には苦味だけでなく、 独特な“におい”を持つものも存在します。
硫黄のような強い臭いを感じる薬もあれば、 逆に甘い香りを感じる薬もあります。
今回は、 薬学生や若手薬剤師の間でも話題になりやすい 「においのする薬」 についてまとめました。
実務実習の小ネタや、 薬剤師国家試験の関連知識としても役立つかもしれません。
薬はなぜ臭うのか?|構造式とにおいの関係
薬のにおいには、 有効成分そのものの化学構造が関係している場合があります。
特に硫黄(S)を含む化合物は、 独特な硫黄臭を持つことがあるとされています。
温泉やゆで卵のようなにおいをイメージすると分かりやすいかもしれません。
また、 添加剤やコーティング剤、 保存条件による成分変化などが においに影響している可能性も考えられます。
薬局実務実習では、 「この薬、臭いよね」 という会話が意外と盛り上がることもあります。
こうした特徴を知っておくと、 実務でも印象に残りやすくなるかもしれません。
ブシラミンはなぜ臭い?|硫黄臭の理由
臭い薬として有名なもののひとつが、 ブシラミン(リマチル)です。
分包時に、 硫黄のような独特なにおいを感じたことがある薬剤師も多いのではないでしょうか。
個人的にも、 ヒートから出している最中に 「ブシラミンだな…」 と分かるレベルで特徴的なにおいを感じます。
ブシラミンは糖衣錠ですが、 それでもにおいを感じることがあります。
添付文書やインタビューフォームには においに関する大きな記載は見当たりませんが、 構造式を見るとSH基(チオール基)を持っています。
SH基(チオール基)は、 硫黄原子を含む構造であり、 独特な臭気の原因になる場合があるとされています。
薬学生の有機化学でも、 チオール系化合物は“臭い”で有名かもしれません。
なお、 ブシラミンは関節リウマチ治療薬として使用され、 ジスルフィド結合(S-S結合)に関連する知識が 国家試験で問われることもあります。
薬剤師国家試験との関連
ブシラミン関連では、 作用機序やSH基に関する問題が出題されることがあります。
単に「臭い薬」と覚えるだけでなく、 「硫黄を含む構造」 まで結びつけておくと、 知識整理に役立つかもしれません。
スピロノラクトンも臭い?|アルダクトンAの硫黄臭
スピロノラクトン(アルダクトンA)も、 薬局では“臭い薬”として知られることがあります。
こちらも硫黄系のにおいを感じる場合があり、 ブシラミンほどではないものの、 独特な臭気を感じることがあります。
スピロノラクトンについては、 インタビューフォームにも においに関する記載があります。
温度(40℃、3ヵ月)及び湿度(30℃、75%RH、3ヵ月)の保存条件・保存期間において、無包装品では含量、溶出試験、硬度に変化は認められなかったが、イオウ臭がひどくなり製品として使用不可能であった。
出典:武田薬品工業株式会社「アルダクトンA インタビューフォーム」
インタビューフォームに 「イオウ臭」 という表現が明記されているのは興味深いポイントです。
スピロノラクトンも構造中に硫黄(S)を含むため、 においとの関連があるのかもしれません。
実務実習中にこの話題になると、 「本当に臭うんだ…!」 と印象に残りやすい薬のひとつです。
甘いにおいがする薬|ラミクタールやファモチジンD錠
一方で、 甘いにおいを感じる薬も存在します。
ラミクタールの甘いにおい
抗てんかん薬のラミクタールでは、 甘い香りを感じることがあります。
PTPシートを開けた瞬間、 独特な甘い香りを感じたことがある人もいるのではないでしょうか。
患者さんによっては、 「お菓子みたいなにおい」 と感じるケースもあるかもしれません。
添加剤や製剤設計が関係している可能性も考えられます。
ファモチジンD錠「サワイ」も甘い?
個人的にかなり印象的だったのが、 ファモチジンD錠「サワイ」です。
こちらも甘いにおいを感じやすく、 分包時などに気づくことがあります。
メーカーによって製剤設計が異なるため、 同じ成分でも においが異なる場合があります。
ジェネリック変更時の違いとして、 実務実習で話題になることもあるかもしれません。
他にも臭いで有名な薬たち
薬局では、 他にも独特なにおいで知られる薬があります。
- 漢方薬(特にコウジン末)
特に散剤やシロップ剤は、 においを感じやすい印象があります。
薬学生・実務実習向け豆知識
薬のにおいは、 単なる雑談ネタに見えて、 実は実務知識にもつながります。
例えば、 保存条件によってにおいが変化する薬では、 温度・湿度管理の重要性を学ぶきっかけになるかもしれません。
また、 患者さんから 「薬が臭うけど大丈夫?」 と相談されるケースもあります。
そうした際に、 製剤特性として知られているにおいなのか、 異常変化なのかを考える視点は重要です。
実習前の復習には、 「薬がみえる」「病気がみえる」シリーズなども役立つかもしれません。
構造式や作用機序を視覚的に整理できるため、 薬の特徴を関連付けて覚えやすく感じる人もいるでしょう。
電子書籍派なら、 『 Kindle Unlimited 』で薬学関連書籍を探してみるのも良いかもしれません。
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こうした“実務あるある”は、 実習中の会話のきっかけにもなりやすいです。
まとめ|薬のにおいにも理由があるかもしれない
薬のにおいは、 化学構造や添加剤、 保存条件などが関係している場合があります。
特にブシラミンやスピロノラクトンでは、 硫黄を含む構造との関連が考えられるかもしれません。
また、 ラミクタールやファモチジンD錠のように、 甘いにおいが印象的な薬もあります。
薬局実務実習では、 こうした小ネタが意外と記憶に残りやすいです。
「薬のにおい」 という視点から薬を見てみると、 構造式や製剤学への理解も深まるかもしれません。



