1. マイティアルミファイの概要
マイティアルミファイは、千寿製薬が製造販売する要指導医薬品の点眼液です(出典: 第一三共ヘルスケア「マイティアルミファイ」リリース情報)。
要指導医薬品とは、薬剤師の対面指導のもとで販売される医薬品であり、一般用医薬品(OTC医薬品)とは異なり、通信販売ができないカテゴリーに属します。
成分・作用機序
マイティアルミファイは、日本で初めてブリモニジン酒石酸塩を充血除去成分として配合した点眼液です(出典: 第一三共ヘルスケア「マイティアルミファイ」リリース情報)。この成分は、目の血管を収縮させることで充血を速やかに軽減し、クリアな瞳へ導く作用を持ちます。
効能・効果
マイティアルミファイは、目の充血を素早く改善する効果が期待されます。1回1滴の使用で効果を発揮し、使いやすさにも配慮されています(出典: 第一三共ヘルスケア「マイティアルミファイ」リリース情報)。
アイファガン点眼液0.1%
「ブリモニジン酒石酸塩」を含む医療用医薬品として、「アイファガン点眼液0.1%」があります。
マイティアルミファイと「アイファガン点眼液0.1%」の異なる点としては、まず濃度が異なります。
「アイファガン点眼液0.1%」は「ブリモニジン酒石酸塩」が1mg/mLとなっていますが、要指導医薬品のマイティアルミファイは0.1㎎/mLとなっています。
次に効能又は効果が異なります。
「マイティアルミファイ」は効能として「結膜充血」となっていますが、「アイファガン点眼液0.1%」は「次の疾患で、他の緑内障治療薬が効果不十分又は使用できない場合:緑内障、高眼圧症」となっています。
2. 要指導医薬品としての位置づけ
要指導医薬品は、医療用医薬品から一般用医薬品(OTC)へのスイッチ過程にあるものや、副作用リスクを考慮して慎重に販売されるものが該当します。マイティアルミファイもこのカテゴリーに分類されることで、
- 初めて使用する人への適切な指導
- 副作用や相互作用に関する説明の徹底
が求められます(出典: 厚生労働省「要指導医薬品制度について」)。
3. 販売方法と薬剤師の役割
マイティアルミファイは対面販売が必須であり、薬剤師が使用方法や注意点を説明する必要があります。
薬学生としては、要指導医薬品の取り扱いに関する実務を学ぶ良い機会となるため、実習などの際に薬剤師の説明方法をよく観察し、適切な指導ができるよう準備しておきましょう。
4. まとめ
マイティアルミファイは、3月14日に発売される新しい要指導医薬品であり、目の充血改善に用いられる点眼液です。要指導医薬品であるため、薬剤師の対面指導が必須であり、薬学生にとっても重要な学びの機会となります。
今後、詳細な情報が発表される可能性があるため、メーカーの公式発表を随時チェックし、最新の情報を把握しておきましょう。