薬剤師国家試験に向けての勉強の仕方
どの科目から勉強を始めたらいいのか?
まず薬剤師国家試験の勉強を始めようと思い立った時、
「自分は何から始めればいいのだろう?」と考える方が多いと思いますが・・・。
個人的にはどの科目から初めても良し。強いて言うならば法規・制度・倫理、実務は最後で良いと考えます。
実務は全科目で被ってくる範囲があり、尚且つ5年次の実務実習で学んでいることを活かせばそのまま使える。
法規・制度に至っては完全な暗記科目なので深く考えないで覚えられる。倫理問題に関してはそこまで難しい問題が出題されている感覚はないです。
ちなみに『薬剤師国家試験の科目、問題区分、出題数』から考えてみるのも良いかもしれません。
※出典:厚生労働省ホームページ 薬剤師国家試験 薬剤師国家試験のあり方に関する基本方針(https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-11120000-Iyakushokuhinkyoku/0000112014.pdf)
物理・化学・生物 : 60問 17.4% ( 5.8% /分野)
衛生 : 40問 11.6%
薬理 : 40問 11.6%
薬剤 : 40問 11.6%
病態・薬物治療 : 40問 11.6%
法規・制度・倫理 : 30問 8.7%
実務 : 95問 27.5%
出題数から考えるとやはり「法規・制度・倫理」は後回しにして良いのではないでしょうか。
また、物理・化学・生物のどれかが苦手科目であれば1分野当りの配分としては5.8%と低くなっている為、優先順位低くなってくるのでは。
何を使って勉強すればいい?
薬剤師国家試験に向けてどのような教材を使って勉強を行っていくか?
6年制薬剤師国家試験になってからでも過去問の類似問題が出題されていることは多く、薬剤師国家試験の過去問を解くことは大切。
そのため、『薬剤師国家試験 領域別問題集』を用いて過去問をしっかり理解することが必要。
また、予備校が出版している『各社教材(青本、虹本、オレンジブック等)』は過去問も掲載してあり、「薬剤師国家試験出題基準」に基づいた参考書になっているので国家試験対策としては最適。
1日何時間勉強すればいいのか?
国家試験勉強を始める時期によって1日何時間やれば良いのかは変わってくる。
7月頃から早々に始めている人は1日に2時間程でも良いと思います。
11月以降に始める人は1日最低でも6時間以上のの勉強をお勧めします。
何時間するかよりも、今日は何を終わらせるというノルマを決める
先程時間について記載しましたが、実際には時間よりも「今日は国家試験何回分解く」「何章まで参考書を勧める」といったノルマを決めて日々達成することの方が大事に思う。