正しく薬剤師国家試験合格率を知るには新卒の合格率を見る方が良い?
厚生労働省より99回以降合格率は『新卒』『既卒』『その他』の三つ発表されています。
『新卒』の合格率がその年度に大学を卒業した人の中での合格率です。
『既卒』前年度以前に卒業したが国家試験に合格していない人の合格率です。
単純に大学別の総数合格率を比べると何度も落ちている人によって合格率が崩れていきます。基本的に1度薬剤師国家試験を落ちた人は合格率が低い傾向があります。
また『新卒』の合格率も大学の卒業試験を前年度に合格できなかった所謂「卒延生」も含んだ率になっている大学もあるようなので、公表されている合格率が純粋にその年度の卒業生のものではないようです。
さらに新設私立薬学部では進級できずに留年する学生が多いため、6年間ストレートで大学を卒業できた人の数を正確に知ることはできないようです。
インターネットで「真の合格率」なるものを見つけましたが、あれも同様に留年生、同じ卒業試験で卒業した卒延生を込めた数字なので言葉通りの「真の合格率」ではないような・・・