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東海地方の名門女子総合大学である金城学院大学薬学部。薬剤師を目指す受験生や保護者、現役薬学生にとって、国家試験の合格実績や推移は大学選び・進路選択における非常に重要な指標です。
本記事では、厚生労働省が公表した第97回(2012年)から第111回までの薬剤師国家試験データに基づき、金城学院大学の合格率・合格者数の推移(総数・新卒・既卒)を徹底的に比較・解説します。さらに、第101回から導入された判定基準の変更(相対基準への移行)や、新卒合格率を高めるための具体的な国試対策アプローチも紹介します。
金城学院大学 薬剤師国家試験合格率・合格者数の全体概要
第97回から第111回までの15回分の長期的データを見ると、金城学院大学薬学部の総数平均合格率は66.14%であり、全国76大学(設置されている薬科大学・薬学部)の中で第52位の位置にあります。
この数値だけを見ると「全国平均を下回る年もあるのではないか」と不安を感じる方もいるかもしれません。しかし、データを「新卒」と「既卒」に分けて詳しく分析すると、全く異なる傾向が見えてきます。金城学院大学は新卒合格率が80%〜90%台と非常に高く推移する年度が多い一方で、既卒者の合格率が低く留まることが全体平均(総数)を押し下げている背景が存在します。
【第97回〜111回】金城学院大学 薬剤師国家試験 データ一覧
以下は、厚生労働省発表の公表データをもとにまとめた金城学院大学の第97回〜第111回薬剤師国家試験の「合格率(総数・新卒・既卒)」および「合格者数」の推移一覧表です。
| 大学名 | 区分 | 合格率 | ||||||||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 97回 | 98回 | 99回 | 100回 | 101回 | 102回 | 103回 | 104回 | 105回 | 106回 | 107回 | 108回 | 109回 | 110回 | 111回 | ||
| 金城学院大学 | 総数 | 92.50% | 71.19% | 37.65% | 54.39% | 73.09% | 59.31% | 65.94% | 62.99% | 65.94% | 67.87% | 67.51% | 64.90% | 74.77% | 70.43% | 68.26% |
| 新卒 | - | - | 41.05% | 66.67% | 83.52% | 83.02% | 84.30% | 80.47% | 82.40% | 85.60% | 89.74% | 76.30% | 86.51% | 92.86% | 82.00% | |
| 既卒 | - | - | 32.84% | 49.17% | 65.91% | 33.67% | 45.37% | 36.61% | 46.15% | 44.79% | 35.00% | 43.84% | 57.95% | 36.49% | 47.76% | |
| 大学名 | 合格者数 | 総数 | ||||||||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 97回 | 98回 | 99回 | 100回 | 101回 | 102回 | 103回 | 104回 | 105回 | 106回 | 107回 | 108回 | 109回 | 110回 | 111回 | ||
| 金城学院大学 | 111 | 126 | 61 | 93 | 163 | 121 | 151 | 177 | 151 | 150 | 133 | 135 | 160 | 131 | 114 | 1977 |
※引用元:厚生労働省「薬剤師国家試験のページ」(公表データを基に作成、筆者集計)
データ推移から読み取れる金城学院大学の合格傾向とポイント
上記の数値一覧から、金城学院大学薬学部における薬剤師国家試験の結果についていくつかの明確な傾向と特徴を読み取ることができます。
1. 新卒合格率は安定して高い水準を維持(80%〜90%台)
金城学院大学の新卒合格率は、第99回・100回(旧6年制移行初期の難化時期)を除けば、**第101回以降ほぼ一貫して80%以上**をキープしています。特に第110回試験では新卒合格率**92.86%**を記録しており、大学のストレート合格に向けたカリキュラムや手厚い指導体制がしっかりと機能していることが伺えます。
2. 新卒と既卒の合格率ギャップが大きい
一方で、既卒者の合格率は多くの年度で30%〜40%台(最高でも第101回の65.91%や第109回の57.95%)にとどまっています。一度不合格となり浪人生活に入ると、モチベーションの維持や最新の出題傾向への対応が難しくなる傾向が顕著です。この「新卒と既卒の差」が総数平均合格率(66.14%)を引き下げる主要因となっています。
3. 安定した合格者数の輩出
合格者数の累計は第97回から第111回までで**1,977名**にのぼります。単年度でも平均して120名〜160名規模の新しい薬剤師を世に送り出しており、地域医療や病院・薬局・製薬企業において強固な卒業生ネットワークを形成しています。
重要!第101回以降の「国家試験合格基準(制度変更)」の理解
薬剤師国家試験のデータを比較する際、絶対に押さえておくべきなのが**合格判定基準の制度変更**です。
【判定基準の変化】
- 第100回薬剤師国家試験まで:「総得点65%以上」を満たせば合格となる絶対基準で合否判定が行われていました。
- 第101回薬剤師国家試験以降:試験難易度による影響を補正するため、平均点・標準偏差等を考慮した相対基準へ変更されています。
この制度変更により、問題が難化した年度であっても全体的な難易度バランスに応じて調整がなされる仕組みとなりました。したがって、第100回以前の数値と第101回以降の数値を単純に数値だけで比較することは難しく、合格率を見る際にはこうした制度変更の歴史的背景も考慮する必要があります。
金城学院大学を目指す受験生・在学生が意識すべき国試対策
金城学院大学薬学部で薬剤師免許を確実に入手するためには、以下の学習ポイントを早期から意識することが推奨されます。
- 現役(新卒)での一発合格を徹底して狙う:既卒での再受験は合格率が著しく低下するため、6年間の学生生活の中でしっかりと基礎を固め、新卒で合格することが最重要目標となります。
- 4年次CBT対策からのステップアップ:4年次に実施されるCBT(共用試験)は国家試験の土台です。ここで知識の穴を作らないことが5〜6年次の実務実習・国試対策に直結します。
- 定番テキスト(青本・青問)の早期周回:薬学ゼミナール(薬ゼミ)の「青本」「青問」を中心とした過去問演習を早めから繰り返すことが、近年の思考力を問う相対基準試験に対応する近道です。
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よくある質問(FAQ)
まとめ:金城学院大学で薬剤師を目指すあなたへ
金城学院大学薬学部の薬剤師国家試験における重要ポイントをまとめます。
- 97〜111回累計平均合格率は66.14%(全国52位/76校)
- 新卒合格率は80%〜90%台と非常に高く、現役合格に強みがある
- 既卒合格率は低迷傾向にあり、ストレート合格が最大の鍵
- 第101回以降は相対基準が採用されているため、過去問演習と本質的理解が必須
金城学院大学薬学部は、充実した環境で学び新卒での合格を目指せば、非常に高い確率で薬剤師の夢を叶えられる大学です。受験生や現役薬学生の皆さんは、日々の積み重ねを大切に合格を目指して頑張りましょう!

